ひな壇を出す日しまう日、いつからいつまで飾るの?
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最終更新日:2014/01/12
日本の暮らしの行事
ひな祭りは女の子の健やかな成長を祝う桃の節句の行事です。
3月3日にお祝いをします。その日に飾るのがひな壇です。
いつからいつまで飾るの?というご質問にお答えします。
ひな壇とは
平安時代の京都で、貴族の子供の雅びな人形遊びが行われた記録がある
江戸時代になり節句の儀式と結びつき、全国に広まり飾られるようになった。
これが節句としての「ひな祭り」へと変わったのは天正年間、約1600年以降のことであるそうです。
ひな人形は平安貴族の衣装を着ているが平安時代の人形遊びの名残と言えるでしょう。
一般的なひな壇の飾り方
最上段 左に男びな、右に女びな、両脇にぼんぼりを置く(関西では逆の場合もある)
2段目 三人官女、右から長柄(盃に酒を注ぐもの)、三方、加(鍋に似た形の金属製の器)を持っている。
3段目 5人囃子、右から謡(うたい)・笛・小鼓・大鼓(おおつづみ)・太鼓と並ぶ。
4段目 右端に老人の左大臣、左側に若人の右大臣、間に菱台やお膳を並べる。
5段目 3人仕丁(しちょう)、右から立傘、沓台(くつだい 御所車に乗る台)、台傘を持っている。
6段目 嫁入り道具一式。調度品など。
7段目 御所車、駕籠を挟んで右に左近の桜、左に右近の橘。
ひな壇のしまい方
新しい筆などで丁寧にホコリを取る。
薄紙で顔を綺麗に包み、その上を包んでしまい箱に戻します。
ひな壇を出す日しまう日直す日
立春(節分の翌日)から2月中旬にかけて飾るのがいいとされています。
しまうのは昔から3日を過ぎるとすぐに片付けることになっています。
ひな壇は3月2日を宵の節句(宵祭り)、4日を送り節句(後祭り)といって未だ出しておきますが、5日を過ぎると直ぐ片付けなければお嫁に行くのが遅れると言われるからです。
ひな祭りには、ひな壇を出して、白酒やひしもち、ひなあられ、お寿司、蛤のお吸い物などで祝います。
桃の花と白酒は3月3日に桃花酒を飲んだ中国の風習に基づいてと言われています。
女の子のお祭りなのでごちそうも華やかで彩りも綺麗ですね。
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