ランナウェイズの映画の感想・レビュー

公開日: : 最終更新日:2013/08/06 大阪から車で1時間以内のデートスポット


ランナウェイズはアメリカのバンドの映画なので、なんだかわからないけど観たいな~と思っていたので観てきました。仕事も忙しかったので予備知識0です。観てからWIKIとかyoutubeとかで調べてみて現実のバンドなんだと理解しました。だけど予備知識なしで観れたのが逆によかったです。

はじめ始まった印象は、痛い(2ちゃんねる的にいうと厨二病的)し漫画みたいな内容だな…と思いましたが、1970年代ぐらいのアメリカの映像の雰囲気に飲まれてしまっていつの間にか真剣に見ていました。
ストーリーはB級、C級だろうが、演じている役者たちが容姿のいいアメリカ人でそれが非常にいい雰囲気をだしていた。


主演が有名子役の人(宇宙戦争の子役)らしい。役者のことなんてあまり知らないけど、すごいマイナーな映画らしく客も7人ぐらいしか入っていなかったです。


一応スポットライトが当てられているのがボーカルのシェリー・カーリーとギターのジョーン・ジェット。
少女が反抗や憧れ 幼さというのも非常によく表現されていて、15歳ぐらいに出会うところから上り詰めて落ちるところまでのその半生をたどるような映画。
映画の合間や様々なところにはこのランナウェイズの曲が流れていて、ロックが好きなのでほんと普通に映像を見て楽しめたという感じ。

ザ・ランナウェイズという本当にあった女性ロックバンドの伝記らしい。
特にランナウェイズを知らないし、予備知識なしで見に行ったのでストーリーがあまりにドキュメントすぎて、元バンドがあるんだろうなと思ったらその通りでした。

1970年代のアメリカが舞台で子供16歳ぐらいから、危ないクラブのようなところに行き来していてアルコールや危ない薬を使いまくっている。
当時、やっぱりどこの国も男尊女卑で、それはアメリカもそうであったよう。
ロックを女性がするには垣根が非常に高かった時代みたいでやりたいことができないジョーンの苦悩や、なにかわからないけど流れるように進んでしまった痛い少女シェリーの苦悩などが織り交ざってそれがロックという音楽が流れて、複雑な映像をかもし出してました。

自由に夢を求める事ができる国アメリカで少女達は有名になることやロックをすることを夢見て、下品だけど敏腕なプロデューサーは少女を使って金儲けを夢見て、
それが軋轢を生み、いろんなことがあって解散になるわけですが、なんかいつの時代もかわらないことなんだなあと思うわけですが、
それを1980年代のアメリカカルフォルニアの雰囲気とロック音楽で装飾された映像がなんかちょっと心地よかったりします。

始まったはじめのエピソードにでてきますが、
ジェリーは家族があり、アル中の父親と普通に生きる姉(ジェリーの理解者)がいる。
その家族との思いの交錯があるんだけど、毎日お金も無く忙しくトレーラーでツアーでアメリカ中を回る日々はホントに貧乏で辛いものだったんだろう。だけど実際そうでもしない限り、いろんな人に見てもらえないし誰にも理解してもらえないわけですが、少女の見る狭い世界観なんかもあって、家族と暮らしたいと思う。
まあいろんなことがあって、ボーカルが脱退し、看板のボーカルを無くしたランナウェイズは解散になるわけです。
ありきたりかもしれないし誰もが思うことかもしれないストーリーだけど映像と音楽の力で非常にいいものにしている。

ロックをする人間はほんとろくな人間じゃないしろくな生き方ができない。
そもそも自分の生計を立てるのがロックや音楽にする、せざるを得ない人間なんてほんとろくでもない人間なんですよ。
でもそういう狂った人にしかいい音楽や曲は作れない

特に意味がわからなかったエピソードは、日本へ遠征へ行くところ。
たぶん本当のランナウェイズが日本に遠征に言ったのでしょう。
飛行機にアルコールと白い粉を持ち込む所や、飛行機の中で白い粉を吸うシーン。
日本人の意味のわからない熱狂振りなどほんと意味わからなかった。当時日本でもそれほど人気があったのだなあ。
でも日本での遠征の裏側にバンド存続の危機があったというメッセージなのでしょう。

映画ランナウェイズは
ある1970年代の女性ロックバンド「The Runaways」の栄枯盛衰をドキュメント的になぞらったもの。
ザ・ランナウェイズを知らないと映画にのめりこまないと、話についていけないと思う。
ストーリーはありきたりでドキュメント的だけれど、音楽と映像と1970年代アメリカの雰囲気がすごく伝わってきて楽しく観れたと思います!センキュー!

●話が変わるが、ちょうどこの頃話題になっていたことがある。
結婚への憧れや、いくら働いても、月給15万から上がらないなどの悩みで上原美優の自殺がちょうど問題になっていた。
たぶんろくな男がいなかったんだろうし、アイドルになってみて結局はいつまでったってもお金持ちになれないし結婚も出来ず、最愛の母が亡くなってしまったことで本当に彼女の支えがなくなってしまい自殺にいたったのだろうか。

日本の若いロックミュージシャンの神聖かまってちゃんがNHKでやっていたらしいが、
弟に聞いた話だけど、の子が忙しくてNHKの人に八つ当たりしたりもともと精神的も不安定で泣いてしまうシーンがあるらしい。

芸能人であれば華やかであるはずが、音楽であれば本来想像力など必要とするはずが、それをお金を得るための手段とされてしまうことで馬車馬のように働かされ、歌も作らされ、理想とかけ離れて精神的も疲れてしまう状態が非常によくみてとれる。

アイドルやロックミュージシャンはどれだけ凄くてもやっぱり自分だけで売れることはできない。事務所があって、そこがその能力を世界に周知させ、お金を生み出す。人間が欲しいものは結局はお金だったりする。
お金を生み出すには投資がいる。
芸能事務所というのは、広告に対する投資だけで運営するというずるい会社なのかもしれない。
なぜなら、アイドル、ミュージシャンがある程度まで育った才能が完成したものに投資しているだけで、完成する前は投資していないからだ。
だけど芸能事務所、プロデューサーがあるからこそ、アイドルやロックミュージシャンは地元の有名人程度で終わることなく、世界的な有名人になれるのだ。

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