これだ！と思える生き方を-弱い者でも幸福を

内容は
主人公は男だけど女の子のようなか弱い男の子だった。
好きな女の子ができて告白をして振られてふと山へ行くと宇宙船が当たって死んでしまう。宇宙人はかわいそうなので生き返らせてあげるんだけどなんの因果があってか性転換してしまう。

女の子として生きることになった主人公。
告白して振られた女の子と、幼馴染の女の子の三角関係。

だが宇宙人に生かされるということは代償を追うことになる。
その代償にどう抗うか、結末は？

主人公のはずむ（大佛はずむ）は、かわいいんですよ。
なにせこの性格で男だったんだから
女の子になってもまったくの違和感がない。
いろいろオシャレをする場面とかもあり、やっぱり男だったけれど
そっち系だったか～、あちゃ～やっぱりな～という感じです。（むしろいい意味で）

たぶんこのカシマシという漫画は近くに山もあるし田舎なのでしょう。
この幼馴染的雰囲気と、クラスの仲良しさん達というシチュエーションは
かなり前提としていい舞台なんじゃないでしょうか。

宇宙人の空　宇宙仁（そらひとし）と、宇宙船女の子ジャン・プウちゃんも
おふざけキャラだが、物語のキーパーソンとしていい感じに生かしている。

総合的には一般向けするストーリーではないので、一般の人には読んでるところを見られたらオタクだ！とか言われるかもしれませんが、
ひとつの流れとしては読みやすく、温かいストーリーでそしてちょっとした感動も得られるよい漫画だと思います。
だけどやっぱり「売れるストーリー」ではないのが著者のためを思うと残念です。
でもこれからも作者たちには頑張ってもらいたいと思います。

おふざけキャラ一覧

宇宙仁
地球に調査に来た宇宙人。
宇宙人の母性は争いも無く、恋や愛もなく、人類の絶滅の危機に瀕している。
それを脱出する糸口を探すために地球に調査に来たらしい。

月並子
彼氏いない暦３５年のはずむの担任の先生。
穴に落ちたり飛び降りたり川に落ちたりドンガラガッシャンってなったり、
捨てキャラと化している。絵が若く、３５歳には到底見えない。

明日太
はずむのタダ一人の親友。男。
イジられきゃらであり、女性になってしまったはずむが自分のモロタイプであり、
いままでどおりのまま親友でいることに苦しむのだが
バカであるためタダの盛り上げ要員になっている。

大佛家　はずむの父と母
父はカメラマン。娘になってしまった息子をさらに溺愛し、母に蹴られるシーンが幾度と無く見られる。
母はなぜか関西弁。父親は三重と和歌山の県境の熊野湯ノ山村。
車で地元に帰れるということからおそらく近畿地方に主人公達はすんでいるのだろうか。
おそらくそこには温泉イベントが隠されているのであろう。

かしまし５巻の感想完結

完結しちゃって残念ですが、最後が見れてよかった。

１巻から数巻読むとやっぱり最後が気になります。
はずむがまったく性格の違う女の子をどちらを選ぶのかという展開は
はたかもエロゲのシナリオのようです。

文化系でしとやかで女の子らしい「やす菜」と、
体育系で元気な女の子「とまり」

まあ、シナリオ、キャラデザ、マンガと何人もの人がかかわっているので
ストーリーやキャラもしっかりしていたので面白かったです。

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