雑炊が誤嚥しやすい、液体と固体にわかれた食べ物
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最終更新日:2013/09/08
病院・病気で得する情報
日曜朝のテレビ番組、健康カプセル元気の時間でわかったこと。
なぜ、高齢者の療養型病院などで「とろみおかゆ」ばっかりご飯にするのかわからなかったんですよ。
(シーゼットハイ等の介護食・嚥下食・流動食は豆製品だからおかゆもこっちも毎日味が変わらず本人には同じなのか?)
おかゆに栄養や味を混ぜれば、もっと美味しいんじゃないかと。(生活の質を高めるのは食も重要だから)
卵とか中華風とか、鰹節とか。ですが、液体に固体を混ぜるのがダメだったんですね。
高齢者を襲う肺炎
日本人の死因3割が肺炎。
亡くなる方の9割が65歳以上。
昭和大学歯科病院 口腔リハビリテーション科 横山先生
誤嚥性肺炎が高齢者に多い理由
食べ物や唾液が気管に入ることで細菌が繁殖し肺炎を引き起こす。
呼吸するため気管が開いている、飲み込むときは気管が閉まり食べ物は食道に流れる。
喉頭蓋が、食べ物が通る前に反射的に閉まり、気管への侵入を防いでいる。
60歳を超えると飲み込みの反射が遅いので飲んだ後の液体が残る。
70歳になると飲み込む前にのどに入り、気管にも入り込む。
高齢になると喉の筋力が低下し飲み込む力が弱くなる。
吐き出す力や免疫力も弱まるため肺炎になるリスクが高まる。
食事を取る正しい姿勢、首の角度で大幅に誤嚥しにくくなる
上を向いたり、寝たりすると嚥下反射が起こる前に液体が流れるので誤嚥しやすい。
誤嚥しにくい姿勢、あごとのど仏が近い体制で喉頭蓋が閉まりやすい。
あごを適度に引き、集中して食べる。テレビや会話しながらだと誤嚥しやすい。
誤嚥しやすい食べ物
ゼリー、おかゆ、雑炊の中で一番誤嚥しやすいのは雑炊。
雑炊は液体と固体にわかれた食べ物。
雑炊は飲み込んだ後に分離しやすい。液体が先に飲み込まれ、分離したご飯粒やネギが喉に残る。
そば、うどん、そうめんも分離しやすい。
水分を減らしてとろみをつけることで誤嚥を減らしましょう。
つばを飲み込む「空えんげを」1日5回ぐらいで訓練になるそうです。
口腔ケアで、歯磨き口の中をきれいにすることだけでなく、刺激で嚥下の訓練を繰り返すのもいいそうですね。
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