チームバチスタの栄光の感想 « いいだしっぺ

チームバチスタの栄光の感想


チーム・バチスタの栄光せっかくの3連休!1日で読みきりました。

外科とはまったく関係のない分野である神経内科医 不定愁訴外来 田口先生が
心臓手術中の死が4連続続いた謎について、気分はのらなくも追求し、以外な事実に直面するという内容の小説です。

手術室という密室。
なぜ連続術中死が起こったのか?
不運が重なっただけか?
はたまた天才外科医の医療ミスか?
それとも・・・?


手術中にはたった6名ぐらいしかいないのに加え、
病院の手術というのは、血液検査、人工心臓、すべて人によって複数監視されている
状況で、手術執刀の天才外科医自ら「ミスは自覚できない。ミスかそれとも原因があるのか追求して欲しい」
という依頼を元に田口医師が奔走する物語。

この題材を見てもおもしろい。

病院、大学病院という空間の表現に加え、
術中死と医療ミス、殺人について鋭く切り込みを入れています。

さらに病院の管理体制は人によって行われるもの。
仕事関係上、100%人と人との信頼関係はありえない。
底から生まれる裏の事情。

この小説が読みやすくされている点は、
登場人物が比較的少ないことに加え、
非常にミステリー小説として読みやすい要素があります。

術中死の理由もひとつではないというのも楽しませるところですね。

実際、バチスタ手術中に術中死が起こる。
医師が求められる立件についてあいまいなまま終わるところも
現代の医療と法的な追及についてを表していておもしろい。

術中死が5件起こりますが、
患者は桐生先生に心酔し、信頼しきっているので、
すべて了承の上での死ということになり、

読者は純粋に
手術室でされた密室殺人のミステリーを味わうことが出来ます。

チームバチスタの栄光の結末では
そうではありませんでしたが、白い巨塔では
術中死してしまた患者遺族との争いが非常に多く書かれています。

このミステリー小説だけを読んで
医者が直面している法との境については何も理解する糸口はつかめないですが、
純粋にミステリー小説としておもしろい小説でした。

ストーリーが終わった後の余韻も書いてあるところが非常に
読者のために書かれているんだなぁと思いました。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

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追記:
最近更新するネタが無かったのです。
他にも堀辰雄の「風立ちぬ」も読みました。
リアルが充実していないもので休みの日も特に小説読む以外なにもしてない。
ああ、リア充になりたい・・・。

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